ブショネに遭遇?
週末のお供に、以前飲んで高コスパと評価していた「MONTES ALPHA カベルネ・ソーヴィニヨン2015」を東急ストアで購入。
グラスも新調したし、前より更に美味しくなるかも!と期待しながらグラスに注ぐと・・・
ん?なんか臭い。なんか鼻につく。
全然葡萄の香りが感じられない。
少し時間をおけば和らぐかと思い、寝かしてみるも変わらず。
口に含むと、ゔぅ 。
うまく言葉で説明できないのだが、フルーティーさは全くなく
嫌な苦味というか臭みが口に広がる。
一瞬、先週飲んだ689が美味しすぎて、まずいと感じるようになってしまったのか?
とも思ったが、そんなレベルではない。
飲み終わった後も、嫌な後味が強く長く口に残る。
いつもなら2杯、3杯と進むワインが1杯でギブアップ。
1日おけば改善されるかも。
ということで、1日おいて今日の昼に少し飲んでみたら全く変わらず。。。
なんなんだろうと思いネットで調べてみると、それらしきものが。
【ブショネ(Bouchonne)】
・コルク汚染によるワインの劣化(コルク内部のバクテリアを起因とする化学反応によるTCAが原因)
・一般的にカビ臭やコルクが腐った臭いと形容される
・ワインの5〜8%がブショネだと言われている
・近年はコルクからスクリューキャプ等への変更で減少傾向
多分これだ。
ただ、こればっかりはワインを飲む上で避けては通れないもののようで、
今回はそこまで高くないワインだったから不幸中の幸い、またワインの奥深さを1つ知ったということにしておこう。
「ブショネもまたワインよ」
という、神の雫の名言もあるらしく、ワインは単なる飲み物ではなく、文化そのものだというネット上の声も多い。
改めてワインの奥深さを知るとともに、できればブショネには出会いたくないなぁと強く願うばかりである。
ナパへの憧れ シックス エイト ナイン(689)
ワインを好きになるには、人生を変えるワインに出会うこと。
人生とまではいかないけれど、それに近い経験をさせてくれたワインがある。
ナパバレー産のワインだった。
それまで飲んだことのないその高価なワインは、自分が知っていたワインとは香りも味も余韻も、何もかも違った。
間違いなくあの経験が、私のワインへの扉を開いた。
そんなこともあって、私はナパバレー産のワインに謎の信頼感を持っている。
そして高校時代から何かと縁のあるカリフォルニアには愛着もある。
そんな中ネットを調べていると、
上質ナパバレー産のワインをお手頃価格で飲める!
誰に飲ませても美味いという!
という、非常に評判の良い赤ワインを見つけた。
vivinoの3,000円以下のワインランキングでも3位。
これは非常に期待が持てる。
これから行きつけにしたいと思っている近くのワインショップに置いてあるとのことで、ニトリでボルドー系の赤ワイン用グラスまで用意して準備は万端。
ソムリエの店長も、からは美味しいよ、と。
合わせる料理は、ヒレステーキと鳥の手羽焼きと生ハムサラダと。
コルクと数分格闘し、いざご対面。(ちゃんとしたコルク抜き買おう....)
グラスにトクトクと注ぐ瞬間が至福。
注ぎたての香りは、ややアルコール感が強く、鼻に刺さるかも。落ち着くまでに少し時間がかかるかな。
口に含むと強い果実味。
後味はスパイシー。
最後に残るのはアルコールの余韻。
フィニッシュはそこまで長くはないかな。
2杯目の途中くらいから、ワインが開いてきたのか(この使い方があってるのか全くわからない)、アルコール感が姿を消し、果実の甘みが出くる。
香り、味から、カリフォルニアの強い太陽を浴びて甘く育った果実味が感じられる。
スーパーで買うワインより、ワンランク上の姿を見せてくれた美味しいワインでした。
ただ、思っていたほどのアタックと余韻がなく、そこは残念。。。
明日1日経ってどうなってるか。
あ、私の人生を変えてくれたワインについてはまたいつか。
いつかまた飲む日がくるはずなので、そのときに。
【2018.7.4 追記】
2日目はアルコール味が抜ける一方、果実味はしっかり残っていて、下手したら1日目と同等に美味しかった。
3日目は流石に風味が落ちました。が、まぁスーパーの1,000円ワインよりは流石に美味いです。
4日目は3日目と大差なく。飲了。