都市対抗野球の魅力に取り憑かれて
全国各地で高校野球の地方予選が佳境を迎え、熱い熱い戦いが繰り広げられている。
第100回記念大会というスーパーメモリアルな年に栄冠を手にするのは果たしてどの高校なのか。
今から非常に楽しみである。
因みに私は故郷の常葉大菊川高校を応援している。(本日無事4回戦をコールドで突破!!)
さてさて、そんな熱い熱い高校野球の裏で、さらにハイレベルかつ同じように熱い戦いが繰り広げられているのをご存知だろうか。
都市対抗野球である。
その存在を知っている人は多いと思うが、コアなファンを除き、実はあまりしっかり見たことがない人が多いのではないだろうか。
都市対抗野球は各都市を代表する主に企業の野球チームを中心とする社会人野球のトーナメント大会で、地方予選を勝ち抜いた全32チームが東京ドームで熱戦を繰り広げる。
都市対抗野球には、プロ野球にも高校野球にもない、また別の魅力が沢山詰まっている。
その中でもポイントは以下の2つだ。
①ハイレベルな一発勝負
社会人野球って、どんなレベルなの?草野球みたいなもの?
全然違います。
とてつもなくハイレベルです。
一言で言えば、セミプロ。
甲子園で活躍した選手でも、一握りしか選手にならないようなレベルです。
毎年何人もの選手がプロに行き、即戦力として活躍しています。
また、プロから入ってくる選手もいます。
そんなハイレベルな選手が揃った、一発勝負のトーナメントなのです。
恐らく日本における一発勝負野球で最もハイレベルなものだと言って、過言はないでしょう!
②応援が熱い!!
もう1つの大きな特徴は、応援である。
各チーム特色ある応援団を抱え、スタンドに設置されるステージで熱い演技やアトラクションでスタンドを盛り上げる。
スタンドも企業の社員で埋め尽くされ、会社一丸となって大声援を送る。
上司も部下も部署も関係なく、グランドに全員が集中し声援を送る、一大イベントなのだ。
高校野球やプロ野球では見られない、応援のパフォーマンスとスタンドの一体感に感動するだろう。
色々書いたが、言葉でこの魅力を伝えきることはなかなかできない。
ただ、スタンドに行けば言っていることがすぐ理解できるはずだ。
今日今大会のベスト4が出揃った。
私はJR東日本を応援している。
規律だった誠実かつ全力の応援団とスタンドの一体感は間違いなく日本一。
そして、それに後押しされるクールでひたむきな姿を見せてくれる一流の選手たち。
今大会は投手層が厚く、コンディションも抜群。
打線はここぞの一本がなかなか出ず、苦しい展開が多かったものの、今日の準々決勝では満塁ホームランも飛び出し、勢いに乗っている。
今年は黒獅子旗が手に届く予感がする。
あと2つ。
JRファイヤー!!